この女性にある一本の電話があった時、彼女は全てのスケジュールを差し置いて、ブロワード郡に向かいました。そしてそこで見た犬のサイズにショックを受けました。彼女はこの犬の黄色い目をを見て気分が悪くなりました。この巨大な動物にはとてつもない筋力と凶暴さで周りを傷つける危険をはらんでいました。実は誰かがついた嘘によって彼女ははめられたのです。真実は後に行われたDNA鑑定結果で明らかになりました。

タイトル
動物が大好き
ナンシー・スミスは動物が大好きです。彼女の人生の目的は苦しんでいる動物たちを助け、それらの動物がリハビリできるような環境を作ることでした。彼女は自分の夢に向かって一緒に協力してくれるチームを作り、シャイウルフサンクチュアリーというシェルターを開園しました。そしてみんなで一緒に情熱を持って動物保護に専念していました。しかし、こんなケースは過去、前例がありませんでした。

動物が大好き
ゴールドハート
ブリタニー・アレンは10年前からナンシーのウルフサンクチュアリーで働き始めました。彼女もナンシー同様、この獰猛な犬を見た時身震いしました。しかしブリタニーとこの犬の間には動物的本能のつながりがありました。それを彼女は一瞬で感じ取りました。

ゴールドハート
一本の変な電話
ある日、ナンシーはオフィスで一本の奇妙な電話を受けました。これは彼女が東フロリダ海岸のブロワード動物保護センターへ動物をピックアップする一日前のことでした。この電話主は自分が誰であるか明かそうとしませんでした。自分のペットが巨大になりすぎて、手に負えないとだけ彼女に伝えたのです。

一本の変な電話
自信がない
この人によると、初めはこの動物を飼うにあたって色々な調査も準備もしていたと言います。そしてこの犬を飼うにあたって、首輪や犬ベッド、シャンプー、鎖などを用意したそうです。飼う前は育てる気満々だったものの、実際育て始めてその犬が異常に大きくなり、育てる自信が亡くなったと言います。

自信がない
扱いきれない
彼が飼い始めた犬、ユキは成犬になると大きくなるのは分かっていましたが、実際育ててみてこの犬がこんなに大きくなるとは思ってなかったようです。8か月にしてユキは2.5メートルにまで成長していました。ブリーダーもこんなに大きくなるとは思っていませんでした。ユキはもう家の中では買えない状態でした。庭にユキの家を作りましたがこれにも限界がありました。

扱いきれない
助けが必要
ユキはまだ成犬になりきっていなかったものの、普通の人ならユキのサイズを見て怖がるはずです。しかも普通の犬ではない特徴がありました。例えば爪や歯が異常に大きかったのです。これにはブリーダーも見て驚きました。ということで彼は動物保護センターに電話をしてきたのです。

助けが必要
緊急事態
ナンシーは電話口で彼の話を聞いていました。彼女はセンターの檻が開き次第連絡すると伝えました。しかし、それだけでは十分ではなかったようです。もしナンシーがこの犬を引き取ってくれなければこのまま犬を捨てると言い出したのです。案の定、ナンシーは数日後ブロワード動物保護センターから電話がかかってきました。

緊急事態
ナンシーの助けが必要
このブロワード動物保護センターは何百匹という動物を保護してきました。しかしこの犬は普通のケースとは違いました。センターに保護された犬は一瞬にして、センターでも手に負えないと判断されました。そして野外で鎖につながれていました。保護センターはナンシーにすぐに来てほしいと要請しました。とりあえず動物の安否を確認して政府機関に連絡する必要があります。

ナンシーの助けが必要
巨大な怪物
こうしてナンシーはブロワード動物保護センターに到着しました。そこで彼女が見た犬は彼女の想像を絶するほど巨大でした。しかもこの巨大犬はケージの中でパニック状態にあり、かなり興奮していました。うなりつつけて口からよだれが出ていました。この犬の頭と歯のサイズを見て身の毛がよだちました。犬が立った姿は2メートル近くありました。犬かオオカミか見分けがつきませんでした。

巨大な怪物
ユキは外に捨てられた
ナンシーはセンターの人とユキについて話しました。可哀そうなユキは路上につながれたまま捨てられていたそうです。でもその巨大なサイズから単なる捨て犬になるには凶暴すぎて、すぐにセンターに通報があったそうです。そこでナンシーはあの男性からの電話を思い出しました。彼はどうしても檻が開くのを待てずにユキを捨てたのでしょう。

ユキは外に捨てられた
ナンシーの怒り
ナンシーはこの犬を気の毒に思いました。飼い主のエゴで勝手に飼われて捨てられて、ユキが怒るのも無理ありません。この状況にナンシーはとてつもない怒りを覚えました。そして彼女はユキを連れて帰る決心をして、バンに乗せました。まずは救助センターに戻って、DNA鑑定をすることにしました。

ナンシーの怒り
ユキの本当の姿
ユキは健康そのものでした。巨大で健康な体でした。そしてユキが少しずつナンシーに慣れると、驚きの本当の姿を見せるようになりました。ユキは実は人間が大好きでした。見かけに寄らずとても人懐っこい面をナンシーに見せてきました。

ユキの本当の姿
DNA鑑定
ナンシーとシャイウルフサンクチュアリーのチームはこの犬に対してDNA鑑定を行いました。この鑑定が真実のすべてを証明するものとなりました。そしてユキのDNA鑑定結果は、3.9% ジャーマンシェパード、 8.6% シベリアンハスキー、そして 87.5% はグレイウルフでした。ユキはオオカミ犬で、フロリダではこういう犬種をブリードするのは違法でした。

DNA鑑定
オオカミ犬について
人間はいつもオオカミに何かしらの魅力を感じていました。そこでオオカミと犬を交尾させてオオカミ犬を発明したのです。その意図はオオカミのように美しく、かつ犬のようにフレンドリーな犬を作るためでした。しかし、実際新しい犬種の生存事情や行動を知り尽くす人はいません。

オオカミ犬について
危険なギャンブル
オオカミ犬をブリードするのはリスクが高いです。それはオオカミか犬かどちらの遺伝子が多い動物になるか分からないからです。子供の頃は犬のように見えても、成犬になってオオカミのようになる場合もあります。ということは獰猛で、人に危険を及ぼすということになります。そうなると飼い犬のように接することが出来ません。

危険なギャンブル
行く場所がない
オオカミ犬とオオカミは犬よりも行動範囲が広く、よく走ります。従って自然の場所が必要です。そして食欲も旺盛で、犬よりよく食べます。到底普通の犬のように家で飼うことはできません。オオカミ犬は野生で生き抜くには飼いならされ過ぎていて、家で飼うには野生的すぎます。しかも捨てられると余計に新しい環境を見つけるのが大変です。

行く場所がない
捨て犬の状況
シャイウルフサンクチュアリーは20年前に開園しました。それ以来何匹ものオオカミ犬を保護しました。しかも全米から20匹から100匹のオオカミ犬が送られてきて、それらの世話をしています。一番初めの動物は3本足のヒョウでした。しかし、オオカミ犬は今や一番捨てられる率の高い動物です。ナンシーは電話をしてきた前のオーナーを探そうとしましたが、ユキの人生を変えるようなことが起こりました。

捨て犬の状況
彼の態度が変わった
ユキがシャイウルフサンクチュアリーに到着してから、彼はヤシの木だらけの林を散歩していて足を何かに噛まれました。そして右の後ろ脚の膝を怪我しました。その怪我をなおすために5度の手術をしました。痛かったのか、ユキはとても攻撃的になりました。

彼の態度が変わった
人間を信じられない
ナンシーをはじめとするサンクチュアリーのスタッフはみんなユキの性格に慣れ始めました。女性は簡単にユキに近づけました。特にブリタニーは彼が大好きな女性でした。二人は瞬時にしてつながりました。でもその頃、ユキがネットでスター的な存在になるとは誰も想像もしていませんでした。

人間を信じられない
インターネットで一躍スターに
ある日、ブリタニーはユキの写真をサンクチュアリーのフェイスブックに乗せました。その写真はユキのサイズがよくわかる写真でした。ユキはブリタニーの隣で立ち2メートル以上に写っていました。彼女が写真をアップした途端、それが拡散されユキはみるみるうちに有名になりました。

インターネットで一躍スターに
ユキのファンが続出
サンクチュアリーのフェイスブックは見知らぬ人からのコメントでいっぱいになりました。ユキの存在を信じられない人がたくさんいました。そしてユキの勇敢さや時々見せる可愛い表情にたくさんのファンができました。

ユキのファンが続出
オオカミ犬が話題に
世の中にはオオカミ犬のことを知らない人がたくさんいます。ユキのフェイスブックのポストによって、ファンたちはオオカミ犬についてリサーチするようになりました。自分たちで飼うことは出来ないものの、ユキがどんな経由でこの世に産まれて、サンクチュアリーにたどり着いたのか、普段はどんな生活をしているのかなどたくさんの質問が送られてきました。

オオカミ犬が話題に
ユキらしくない態度
ユキは時々、ユキらしくない態度をとることがありました。まず食欲が落ちてあまり食べなくなりました。そして以前のように喜んでジャンプしたりすることも少なくなりました。すでに好きなおもちゃを見せても覇者が亡くなりました。ユキに一体何が起こったのでしょうか?

ユキらしくない態度
悲しいお知らせ
悲しいことに、ユキは癌に侵されていました。そしてその病状はすでに末期でした。もうユキは生き残る力が残っていないのでしょうか?ユキは戦士みたいだったのに、もう闘う力も残っていないように見えました。

悲しいお知らせ
サンクチュアリーのチャーム
ユキは2008年にサンクチュアリーにやってきました。そして何年もこのシェルターで生活していました。ユキに接した人たちは、見かけによらないユキの可愛く人懐っこい性格で、みんなユキが大好きになりました。12年もサンクチュアリーで生活したユキにはファンがたくさんいました。ユキはサンクチュアリーでチャームポイントになりました。

サンクチュアリーのチャーム
心の中で生き続けるユキ
今ではユキはサンクチュアリーで一番人気のある面白い犬になりました。初めはぶっきらぼうですが、人好きなユキは必ず打ち解けてチャーミングな一面をみんなにふりまいてきました。そしてサンクチュアリーで働いているスタッフと仲良くしました。ブリタニーとは特に深い絆で結ばれました。写真が公開されてからユキのファンがサンクチュアリーに続々と訪問してきました。ユキが亡くなったことはとても悲しいことですが、ナンシー・スミスやブリタニーをはじめとするサンクチュアリーのスタッフ全員、そしてユキのファンの心の中でユキは永遠に生き続けています。

心の中で生き続けるユキ